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京都市北区西賀茂榿ノ木町31−2
院長 諸岡 憲(もろおか けん)
  1. 2013年上半期の感染症流行状況について
 

2013年上半期の感染症流行状況について

2013/06/09
2013年も早いもので、6月上旬となり、ほぼ半分が過ぎようとしています。
1月からの流行した感染症を総括してみました。

1月:1. 溶連菌感染症
    2. Adeno Virus Type 7による喘息性気管支炎(肺炎)
2月:1.  溶連菌感染症
    2.  インフルエンザA(1と2は合併、即ち同時感染することが極めて多い)
    3. Adeno Virus Type 7による喘息性気管支炎(肺炎)
3月:2月とほぼ同様であったが、これに加えてインフルエンザBも散発的に見られた。
4月:1.  溶連菌感染症(胃腸炎を伴うこともあり)
    2.  インフルエンザB(1と2は合併、即ち同時感染することが極めて多い)
    3. Adeno Virus Type 7による喘息性気管支炎(肺炎)(4月前半)
    4. Human Meta Pneumo Virusによる喘息性気管支炎(肺炎)
            (4月後半から)
    5. 水痘
5月:1.  Human Meta Pneumo Virusによる喘息性気管支炎(肺炎)
           (4月後半から)
    2.  溶連菌感染症
(胃腸炎を伴うこともあり)
      3.  ウィルス性胃腸炎(アデノウィルスまたはHuman Meta Pneumo Virus)
    4.  インフルエンザB(2と3は合併、即ち同時感染することが極めて多い)
    5. Adeno Virus Type 7による喘息性気管支炎(肺炎)
    6. 水痘
    7. 咽頭結膜熱(アデノウィルス2,3,8型など)


そして6月上旬は、5月とほぼ同様ですが、さすがにインフルエンザは終息しました。また、溶連菌もその発生数はかなり減少してきています。
また、毎年4月から5月にはロタウィルス胃腸炎が流行するのですが、今年は小規模流行にとどまり、その代わりアデノウィルスまたはヒトメタニューモウィルスによる胃腸炎が流行し、6月現在も流行しています。
現在、最も注目すべき感染症は、Human Meta Pneumo Virusによる喘息性気管支炎(肺炎)でしょう。このウィルスに対しては、免疫ができにくく繰り返し感染して発病(4歳児以下は2週間単位)し、元々喘息あるいはアトピー素因を持つ者に対しては、ほぼ必ず気管支喘息発作喘息性気管支炎を誘発します(詳細は、Dr. Ken´s Communicationの欄参照)
長引く咳症状で、病院や医院で薬をもらってもちっとも解決しない場合、この病気と考えて差し支えありません。当院受診されることを強くお勧めします。