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京都市北区西賀茂榿ノ木町31−2
院長 諸岡 憲(もろおか けん)
  1. 日本脳炎ワクチンについて

日本脳炎ワクチンについて

日本脳炎は、厚生労働省とその御用学者たちが主張する様な、日本ではもう2度と起こらない過去の病気ではなく、今後も日本国内のどこででも発生し、流行しうる病気です。私は接種を受けるべきと考えます。

今回のご質問

娘は7歳3ヶ月になりますが、日本脳炎の予防接種をまだ一回も受けていません。考えがあって受けなかったわけではないのですが、市から案内がなかったので忘れていました。その後推奨を中止したと言うことを知り、受けさせるべきか悩んでいます。
比較的発症の可能性の低い地域に住んでいても、今後旅行や何かで発症の可能性の高い地域に行ったりすると思います。日本脳炎の予防接種を受けさせるべきでしょうか?
ちなみに私は予防接種を受けていないようでした。
よろしくお願いいたします。
30代後半女性

 

お問い合せ有難うございます。
さて、お問い合せの日本脳炎ワクチンの件ですが、結論から申し上げれば、私は接種を受けるべきと考えます。
接種の回数は、今から半年以内にまず1回、そして、9歳の誕生日を過ぎてから(第2期定既接種年齢層)、もう1回の、計2回受けるべきでしょう。
現行ワクチンで接種を受けるべき理由は、「診察室」の項に詳しく述べておりますので、そちらをご覧頂ければ宜しいかと存じます。


また、「診察室」の項の執筆後、私が危惧していた事案が遂に起こってしまいました。
2006年、熊本県で3歳の男児が日本脳炎に罹ってしまいました。即ち、新規の小児の患者が日本国内で発生したのです。
この患児は、幸い救命できましたが、残念ながら、言葉の障害や運動機能障害がやはり後遺症として残ってしまいました。
つまり、日本脳炎は、厚生労働省とその御用学者たちが主張する様な、日本ではもう2度と起こらない過去の病気ではなく、今後も日本国内のどこででも発生し、流行しうる病気なのです。
繰り返します。決して日本脳炎は過去の病気ではありません。


次に、お母様ご自身が接種を受けておられないのはどうしてでしょうか?
失礼ですが、現在30代後半ならば、定期接種で15歳までに計5回受けているはずです(10代の時に日本にいなかったならば、話は別ですが。但し、米国やその他の多くの国でも、日本脳炎の定期接種は行っていますが?)。
お母様が生まれてから10代を過ごされたまでの時代は、保健所からの通知もあり、さらに、小学校と中学校の学校内で、日本脳炎ワクチン接種をしておりました。
接種を避けておられたのですか?
もし、そうならば、お母様御自身も接種をお受けになるか、あるいは、最低、日本脳炎抗体価測定(つまり血液検査)をしておくべきと、私は考えます。


何故ならば、「診察室」の項の冒頭で、「(日本脳炎の発生は)過去に予防接種を受けていなかった高齢者を中心とした年間数名の発生に留まっており」と、述べてます様に、今、お母様が日本脳炎ワクチンを受けずにこのまま年齢を重ねた場合、数10年後くらいに、過去にワクチンを受けていた人に比べ、ご自身が日本脳炎患者となる危険性が、極めて高いからです。
もちろん、娘さん共々、受ける、受けないはご自由ですので、ご判断はご自由になさって下さい。